独代表MFクロース、苦境の若手ザネに言動の改善を助言 「不快感を抱くこともある」
W杯落選、シティーでレギュラー落ちのザネに金言「全力を引き出さなければならない」
マンチェスター・シティで昨季PFA(プロサッカー選手協会)の最優秀若手選手に選ばれるなど進境著しいドイツ代表MFレロイ・ザネ。その才能は誰もが認めるところだが、ロシア・ワールドカップメンバー(W杯)には選ばれず、今季もシティでレギュラー落ちを味わっている。同胞の先輩MFトニ・クロースはザネの振る舞いに苦言を呈し、改善すべきとアドバイスを送った。英公共放送「BBC」が報じている。
ザネは昨季プレミアリーグで10得点15アシストを記録し、シティのリーグ優勝に貢献。W杯での活躍も期待されたが、ヨアヒム・レーブ監督は22歳のレフティーを選出しなかった。
この一件を境にザネは苦境に陥っている。開幕したばかりの新シーズンはここまでわずか30分間のプレーにとどまるなど、ペップ・グアルディオラ監督からの信頼を失いつつある。プレー内容というよりも、練習や試合に臨む態度に問題があるようだ。
ドイツ代表のチームメイトであるレアル・マドリードのMFクロースも、「レロイのボディランゲージには不振感を抱くこともあるよ。試合に勝っても負けても同じだからね」と語り、サネは振る舞いを改善すべきだと指摘した。
「彼はワールドクラスの選手になるための全てを備えている。だからこそ、時には誰かがより良いパフォーマンスをすべきと伝えなければいけない。彼のクオリティー、スピード、左足に疑いの余地はない。彼が良いパフォーマンスをすれば、真の武器になる」
クロースはザネを絶賛し、その才能を認めているからこそのアドバイスを送っている。
「僕らからすれば彼にはクオリティーがあるが、代表監督にとっては満足のいくものではないかもしれない。昨季、シティでは素晴らしかったが、現在はペップにとっても同じ問題があるみたいだね。彼は全力を引き出さなければならないね」
稀代の司令塔はザネの覚醒に期待を寄せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)