ロペテギ監督、W杯開幕前日にスペイン代表“電撃解任”も「レアル就任を後悔していない」
W杯開幕2日前のレアル就任発表は「正しいことをした」
今季からレアル・マドリードを指揮するフレン・ロペテギ監督は、4日にスペインのラジオ局「オンダ・セロ」で、レアル監督就任を決めたことでロシア・ワールドカップ(W杯)開幕直前にスペイン代表監督を電撃解任されることになったが、この決断を後悔していないと語った。
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2016年からスペイン代表を率い、W杯本大会出場へと導いたロペテギ監督は、今年5月22日にスペインサッカー連盟と20年までの契約延長を果たしながら、6月12日に突如として新シーズンのレアル監督就任を発表。これを受けてスペイン連盟は翌13日、ロシアW杯開幕前日というタイミングでロペテギ監督を電撃解任した。
その翌日に行われたレアル監督就任会見で、「昨日は人生で最悪な日だったが、今日は最高の日」と話していたロペテギ監督。レアルを率いて公式戦初陣となったUEFAスーパーカップではアトレチコ・マドリードに2-4で敗れたものの、リーガ・エスパニョーラでは開幕3連勝と好スタートを切っている。
「もし再び同じことが起きても、また同じ決断をするだろう。自分に正直になって決めたことで何も後悔していない。レアル・マドリードで監督になれて本当に幸せだし、特別な挑戦と素晴らしい目標がある。起きてしまったことはもう変えられないが、正しいことをしたと思っている。レアル・マドリードのファンには、私や選手らがクラブに完全に集中しているということを分かっていてほしい」
志半ばで離れることになったスペイン代表は、ロシアW杯でベスト16敗退の失意を味わった。大会後、復活に向けてルイス・エンリケ新監督が就任。8日にUEFAネーションズリーグのイングランド戦で初陣を迎え、その3日後にはクロアチアと対戦する。
ロペテギ監督は「スペインとルイス・エンリケ(監督)にとって、物事が素晴らしく良く進むことを願う。私は代表チームの熱狂的なサポーターだ」と健闘を祈っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)