王者ユベントス、ベンチメンバーの総年俸は“18億円” 「異常事態」と伊紙報道
2試合連続ベンチスタートのディバラは年俸9億円
イタリア王者ユベントスは、盤石の選手層でリーグ開幕3連勝のスタートを切ったが、前線の組み合わせは試行錯誤が続いている。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、ベンチメンバーの年俸総額が1400万ユーロ(約18億円)の異常事態と報じている。
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ユベントスはキエーボとの開幕戦(3-2)をポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのコンビに託したが、機能性は高くなかった。ディバラに代えてクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチを投入した後の時間帯の方が攻撃が機能したこともあり、第2節と第3節はロナウドとマンジュキッチがスタメン出場し、ディバラはベンチスタートとなっている。
一方で、ディバラはイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が公開したセリエAの年俸ランキングでリーグ第3位、ユベントスでは3100万ユーロ(約40億円)のロナウドに次ぐチーム2位となる700万ユーロ(約9億円)の年俸を受け取っている。さらに今季新加入で3戦連続ベンチスタートのMFエムレ・ジャンも、リーグ全体で8位の年俸500万ユーロ(約6億5000万円)を受け取る選手だけに、この二人だけでも1200万ユーロ(約15億5000万円)を費やしていることになる。
ジャンが交代出場する際には、年俸650万ユーロ(約8億5000万円)のMFミラレム・ピャニッチと入れ替えるパターンになっている。さらには、同じく年俸650万ユーロのブラジル代表MFドウグラス・コスタがベンチスタートになることもある。
イタリア国内では頭一つ抜けた資金力を誇るだけに、世界的なスター選手を獲得、あるいはスペインやイングランドのビッグクラブの誘いから有力選手をプロテクトできるのがユベントスの強みだ。ベンチメンバーにかけている超高額コストは、絶対王者を支えている一つの要素と言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)