関塚技術委員長が5日に明言「代表戦にJリーグ監督を呼び、意見交換の場を持ちたい」

　日本サッカー協会の関塚隆技術委員長は5日、「代表戦に何人かのJリーグ監督をお呼びして、意見交換の場を今後不定期で持ちたいと思っている」と、“日本サッカー強化会議”を実施する意向を明かした。

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「ワールドカップ（W杯）を戦って、もう一つ上のレベルに行くためにどうするか。現状でどういう選手を出てきたら使いたいか。そのへんのところをこちらから提示するよりも、いろいろな意見を出してもらいたいと思っています」

　そう語った関塚技術委員長は、日本代表の強化に向けて「現場の監督と意見交換をしていきたい」という構想を語った。当然、クラブには公式戦が組まれており、「ルヴァンカップ（で出場中の）の監督は呼んでいない。そこは絶対ではなく『いかがですか』というところで、来てもらえる監督をお呼びする」形になるという。

「本来は監督同士が話をして、こういう選手がウチいるよとかできればいい。それを我々が聞いておくのも一つのやり方。そういうところも模索しながらやっていきたい」

　もっともシーズンはこれから佳境を迎えるだけに、集まって話し合う場をいつ、どこで設けるかも課題になるという。「9月、10月、11月になれば、クラブの方も離れられないタイミングになる。今後どのタイミングでやっていけるかが大事」と展望を語っている。

　ロシアW杯では三度目の16強進出を果たした一方、“16強の壁”に再び阻まれたのも事実。その壁をいかに突破していくか。そのために日本サッカー界は一丸となり、“強化会議”を行っていくことになりそうだ。