伊代表監督マンチーニ、“手のひら返し”の選手起用要請に非難 「彼はそうしてこなかった男」
マンチーニ自身、かつては14人中2人しかイタリア人選手を起用せず批判の対象に
欧州各国はリーグ序盤戦を終え、新シーズン最初のインターナショナル・マッチウィークに入った。そんななか、イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督による悲痛な叫びに、「自分もそうだったではないか」と痛烈な皮肉が返されている。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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マンチーニ監督はイタリア代表を本格的に率いる最初のシーズンになるが、セリエAを中心とした自国のリーグに対して「もっとイタリア人選手を起用してほしい」と悲痛に訴えた。例えば7連覇中の王者ユベントスは、レギュラークラスのイタリア人はDFレオナルド・ボヌッチとDFジョルジョ・キエッリーニのコンビと、前線でMFフェデリコ・ベルナルデスキが起用されているくらいだ。
他にも、名門クラブほど外国人選手の割合が高い傾向は避けられない。これは、多くの欧州勢が抱える問題ではあるものの、今年のワールドカップへの出場権を60年ぶりに逃して再出発が求められるイタリア代表には難しい状況だと言える。
しかし記事では、歴代のイタリア代表監督が同様の訴えを叫んできたなか、インテルを率いていた当時のマンチーニ監督はその言葉を無視してきた存在だと皮肉めいた言葉が並んだ。例えば、2015-16シーズンに当時のアントニオ・コンテ代表監督が要請をした直後のローマ戦では、交代枠3つを含む14人のうちイタリア人はわずか2人だったというデータも振り返っている。
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