INAC京川舞、幼き日に掲げた「世界一の夢」実現へ なでしこジャパン復帰への青写真

2011年なでしこジャパンは、ドイツ女子W杯で初優勝を果たした【写真:Getty Images】
2011年なでしこジャパンは、ドイツ女子W杯で初優勝を果たした【写真:Getty Images】

「サッカーでは上手くいかないことだらけだけど、最後にボーンと上がってみせる!」

 2011年になでしこジャパンがドイツ女子W杯で初優勝を果たした瞬間、京川も世界一に輝くという自分の夢がいつか叶う日がやってくると確信したという。

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「澤(穂希)さんをはじめとした先輩方が世界一を獲った時、本当に凄いと思いました。先に世界一になっちゃったって(笑)。同時に、自分にもきっとできると、世界の頂への道が近くに感じられた瞬間でもあった。だから、常に一番を目指したいし、その思いがあれば絶対に叶えられると思います。今はなかなかメンバー争いに入っていけないですけど、地道にやれることをやればチャンスはあると信じています」

 栄光と挫折を知る京川に、「自身のキャリアをひと言で表現すると?」と尋ねると、「最後に見てろよ! って感じです」と少女のような満面の笑顔を浮かべた。

「サッカーでは上手くいかないことだらけで、みんなが羨ましく見えてしまいます(苦笑)。若い子が試合に出て活躍したら、自分も出たい、結果を残したいって。少しでもみんなに追いつけるように、今やれることに全力を注いで、最後にボーンと上がってみせる! と思っています。自分がチームの輪の中心で戦って、世界一の夢を叶えたいですね」

 父親との“二人の夢”が、今日も京川を突き動かす。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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