ドイツ代表FWロイス、エジルの“後継者”に名乗り 「10番でプレーすることが好きだ」
ミュラーやゴレツカ、ドラクスラー、ブラントが候補に挙がるなかゲームメーカーに意欲
ドイツ代表は現地時間6日に行われるUEFA(欧州サッカー連盟)主催のネーションズリーグのフランス戦に向けて再始動した。ロシア・ワールドカップ(W杯)での悪夢のグループリーグ敗退から立ち直りを目指すなか、FWマルコ・ロイス(ドルトムント)はMFメスト・エジル(アーセナル)の後継者になることを見据えている。
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ドイツはエジルの代表引退によって、ポジションに空きが出ており、誰がトップ下を引き継ぐのかに注目が集まっている。FWトーマス・ミュラー、MFレオン・ゴレツカ(ともにバイエルン)が選択肢になるかもしれないという意見がある一方、FWユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)や、エジルの背番号を引き継いだFWユリアン・ブラント(レバークーゼン)、あるいはMFカイ・ハフェルツ(レバークーゼン)という案もある。
こうしたなか、野心を隠していないのが、ロシアW杯で普段通りのパフォーマンスを見せた数少ない選手であるロイスだ。
ドイツ紙「WAZ」によると、ロイスはチームがミュンヘンに到着した後、記者の質問に応じ、「10番の位置でプレーすることが好きだということを隠すつもりはないよ」と話したという。「ただ、監督がどう考えるかが重要だ。数日後にはどうなるのか分かると思う」と言葉を続け、ゲームメーカーとしての役割に意欲を見せている。
W杯では大会連覇どころか、同国史上初の1次リーグ敗退を喫した。ドイツにとって新たに世界王者となったフランスとの一戦は復活に向けたまたとないチャンスであり、ドイツ中が注目する大一番だ。
W杯のような失態を演じれば、ヨアヒム・レーブ監督やチーム全体への風当たりが強くなるだろう。ロイスは「僕ら選手には、6日の試合で新たな方向への合図を示す義務がある」と気合いを入れていたが、エジルの穴を上手く埋め、再び強さを見せることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)