欧州にその手を広げるカーディフの“史上最低”オーナー

影響力は欧州に広がる

 マッケイ解任後のインタビューでタン氏は、「マッケイはラッキーだった。クラブには私が多額の投資を行った。それによって(プレミアリーグに)昇格できたんだ。私の投資がなくて昇格できたと思うかい?」と、ここでも強気な発言を残している。
 
 この解任劇と時をほぼ同じくし、米紙「USAトゥデー」はタン氏を「スポーツ界最低のオーナー」として報じた。タン氏は、2013年にボスニア・ヘルツェゴビナのFKサラエボ、2015年にベルギーのKVコルトライクも買収しており、その影響力はカーディフだけでとどまらず、いまや欧州中に広がりつつある。
 「史上最低」と称された男の次なる野望はどのようなものだろうか。今季も、このオーナーは、大きな話題を提供しそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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