欧州にその手を広げるカーディフの“史上最低”オーナー
身勝手な言い分
「マンチェスター・ユナイテッドやリバプールを見てみるといい。彼らのカラーは“赤”だ。彼らは(ホームカラーが青の)チェルシーやマンチェスター・シティよりも多くの成功を収め、より多くのファンを抱えている。アジアでは、赤は喜びを表す色だ。祭りや祝いの象徴的な色でもある。しかし、青は中国で喪を表す色なんだ」
こうした独裁に怒れるサポーターたちは、この変更後にも青いユニホームを来てスタジアムに足を運び、「TAN OUT(タン、出て行け)」という横断幕を掲げるなどの抗議を続けた。
その結果が実り、2015年1月には再びチームカラーが青に変更され、赤のユニホームはアウェー用となった。2015-16シーズンからは、エンブレムも青い鳥が貴重となった新デザインに変更されることになった。
また、チームを初のプレミア昇格に導いたマーキー・マッケイ監督との衝突も話題となった。2013-14シーズン、指揮官は、クラブに冬の移籍市場で選手を獲得するよう要求した。だが、これがタン会長の逆鱗(げきりん)に触れたという。マッケイ監督に対し、「辞任か、解任か。どちらかだ」と通告。実際にその後、移籍市場のオープンする1月を前に、マッケイ監督は解任の憂き目にあった。