「DNAが戻ってきた」 名門ミラン、黄金期を知るOBの“帰還”に伊メディアが高評価
ローマ戦ではレオナルドとマルディーニが抱き合い、カカも笑顔を見せる
イタリア・セリエAの名門ACミランは、開幕2試合を終えて強豪ナポリに敗れたものの、昨季UEFAチャンピオンズリーグ4強のローマを下して1勝1敗としている。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」は、OBたちがクラブに戻ってきた状況に「ミランのDNAが戻ってきた」と特集している。
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ミランは開幕節に予定されていたジェノア戦が、ジェノバで起きた高速道路の高架崩落事故を受けて延期になった。そのため、シーズン初戦は第2節の敵地ナポリ戦となり、昨季リーグ2位の強豪に2-3と競り負けた。しかし、翌節はローマを本拠地に迎えて2-1で勝利し、1勝1敗の五分に戻している。
記事では、そのローマ戦でミランに見られた象徴として、試合終了間際にイタリア人FWパトリック・クロトーネが決勝ゴールを奪った瞬間を挙げた。スタンドでは今季からスポーツ・ディレクターを務めているOBの元ブラジル代表MFレオナルド氏と、クラブに復帰した同じくOBの元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏が抱き合う姿があった。さらには、OBのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は選手たちを追いかけて喜びの輪に入り、同じくOBの元ブラジル代表MFカカ氏も笑顔を見せていたという。
ミランは一昨季の終盤に名物会長として有名だったシルビオ・ベルルスコーニ氏が株式を売却し、昨季は中国資本の下で戦った。しかし、負債を返済できず現在の経営権は米ファンド「エリオット・マネジメント」に移っている。そうしたなかで、クラブはOBの呼び戻しに成功し、黄金時代を支えたメンバーたちがチームを支えながら戦っている。