日本代表は2日、東アジアカップ初戦で北朝鮮と対戦し、1-2で敗戦を喫した。この日、先発フル出場したDF槙野智章(浦和)は、厳しい口調で逆転負けした試合を振り返った。 「最後、踏ん張るところのメンタルを持たなきゃいけない」 前半3分に同僚のMF武藤雄希が代表デビュー戦でいきなりのゴールを決めて先制するも、後半33分、43分に失点して逆転を喫した。 槙野自身も、1失点目には相手選手がヘディングで落としたボールによって裏を取られてシュートを決められ、2失点目は高さで競り負けて逆転ゴールを奪われてしまった。格下相手に喫したふがいない結果を、誠実に受け入れていた。 「結果は受け止めなきゃいけない。チームの雰囲気は、悪くはないが、負けてしまったので暗いとは思う。守備陣としては0で抑えなきゃいけない。ただ、収穫はあったと思う」 連覇を目指す日本代表にとっては、厳しい船出となった。W杯予選初戦のシンガポール戦でもスコアレスドローでスタートダッシュに失敗。決して順風満帆な時期を送っているわけではない。 それでもバヒド・ハリルホジッチ政権発足後、センターバック先発の座に定着しつつある浦和のムードメーカーは、不穏な空気が充満する日本代表の背中を押すように前向きな姿勢を崩さなかった。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images