新生・日本代表、“不名誉な史上初”からの逆襲――リオ五輪世代が担う重責と期待
招集23人中、リオ五輪世代から10人 FW浅野「僕らが中心になっていかないと」
今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)を終えて、新生・日本代表が3日から札幌市内に集合し、7日のキリンチャレンジカップ・チリ戦(札幌ドーム/19時)、11日の同コスタリカ戦(パナソニックスタジアム吹田/19時20分)に向けて新体制で初の合宿を開始した。FW浅野拓磨(ハノーファー)は「僕らが中心になっていかないといけない」と、リオデジャネイロ五輪世代の逆襲を誓っている。
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2016年のリオ五輪でU-23日本代表はグループリーグ敗退に終わったなか、2018年ロシアW杯ではリオ五輪世代(1993年~1996年生まれ)から4人が選出。浅野は最終登録メンバー23人から落選してサポートメンバーでの帯同となった一方、GK中村航輔、DF遠藤航、DF植田直通、MF大島僚太が選ばれた。
しかし、リオ五輪世代の4人にロシアW杯で一度もプレー機会は訪れず、直近の五輪から一人もW杯に出場しないという日本代表史上初の不名誉な出来事も起きている。
森保一監督の下で代表合宿初日を終えた浅野は、「僕らリオ世代が(2022年W杯で)年齢的には27歳ですかね。中心になっていかないといけない世代かなと感じる」と口にしている。今回の合宿メンバー23人中、リオ五輪世代は10人(DF=4人、MF=5人、FW=1人)。2022年のカタールW杯への思いを強くしている浅野だが、その一方で下からの突き上げに危機感を抱いているという。