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イ・スンウは「日本の“恐怖”となる」 韓国メディアが日韓戦の“新たな主役”と称賛
アジア大会決勝で殊勲の先制弾、U-16時代の“日本キラー”ぶりも回想
アジア大会の男子サッカー決勝戦で、日本相手にゴールを決めた韓国のFWイ・スンウ(ヴェローナ)が、国内で脚光を浴びている。
90分間を戦い、0-0のスコアレスで突入した延長戦。開始3分にイ・スンウが先制点を決め、流れを引き寄せた。その後、延長後半11分にもFWファン・ヒチャン(ハンブルガーSV)が追加点を決めることに成功。その後、CKから日本に1点を許したが、2-1で悲願の兵役免除を勝ち取る金メダルを手にした。
スポーツ・芸能総合サイト「スターニュース」は、「冷徹なイ・スンウ、今後15年間は日本サッカーの“恐怖”(脅威)となるか」という見出しで、イ・スンウが今後長きにわたって、日本の前に立ちはだかると称賛している。
記事は冒頭で「独特のヘアスタイルとゴールセレモニー。そして圧倒的なサッカーセンスまで。彼が日韓戦で残した印象は強烈だった。20歳のイ・スンウが見せた活躍ぶりは、“恐怖”そのものではないだろうか」と始まっている。
特にイ・スンウが過去に出場した日本代表との試合を振り返り、「2014年9月14日、U-16韓国代表は、タイで行われたAFC U-16選手権の準々決勝で日本に2-0で勝利。その時の2点はすべてイ・スンウから生まれた。特に後半2分、ハーフライン近くからディフェンダー3人を振り抜き、そのままゴールキーパーを抜いて追加点を決めたシーンは圧巻だった」と、かつて日本から2点を決めたシーンを回想している。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。