クロップ監督、新守護神アリソンの“クライフターン未遂”に安堵 「正直ハッピーだ」
プレスに来た相手を足技でかわそうとするも、まさかのミスから失点
リバプールのブラジル代表GKアリソンは、現地時間1日のリーグ第4節レスター戦(2-1)で得意の足技を披露するも、痛恨のミスで失点に絡んだ。ところが、ユルゲン・クロップ監督は「失敗してくれて良かった」と述べているという。英紙「デイリー・スター」が伝えた。
今季ローマから6700万ポンド(約98億円)で加入した守護神は後半18分、ゴールライン際に流れたボールを処理しようと、プレスをかけにきたレスターのナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョに対して、自慢の足技を炸裂しようとした。
右足クリアのモーションをかけた後、クライフターンのようにヒールで切り返しを披露。だが、イヘアナチョは全く反応しなかった。切り返しも不発で、アリソンはゴールライン際でボールを背負う羽目に。そのままボールを奪われると、イヘアナチョはクロス。必死にゴール前に戻ったが、アルジェリア代表MFラシド・ゲザルに流し込まれた。
リバプールは2-1で勝利を収め、最悪の事態を免れたが、軽率なプレーで失点を献上したアリソンはスポーツ専門テレビ局「ESPN」ブラジル版のインタビューで「間違った判断だった」と反省の言葉を口にし、「僕は怒っている。自分が犯したミスでチームを困難な状況にしてしまった」と自身への怒りを露わにした。