神童ムバッペ、一発退場の“暴力行為”をPSG監督が擁護 「誰かを殴ったわけではない」

パリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】
パリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】

ニームMFサヴァニエのハードタックルを受け、感情を押さえられずに相手を突き飛ばす

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは現地時間2日のリーグ・アン第4節ニーム戦(4-2)で3試合連発となるスーパーゴールを決めた。しかし、後半アディショナルタイムに相手選手のタックルに激昂して暴力行為を働き、一発退場処分。チームを率いるトーマス・トゥヘル新監督は19歳の行動を擁護した。

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 ムバッペは2-2で迎えた後半32分、自慢のスピードと技術の高さを見せた。左サイドからのロングフィードに反応してDFラインの背後に抜け出すと、DFの前に入って浮き球のボールを正確にトラップ。ワンバウンドしたところを右足で叩いて強烈な一撃をゴールマウスに沈めた。この圧巻ボレーでPSGが勝ち越しに成功した。

 終了間際にはウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがダメ押しゴール。勝利を確実なものとしたが、後半アディショナルタイム4分にムバッペはニームMFテジ・サヴァニエのスライディングタックルを受けて激昂。感情が抑えられず、相手を突き飛ばす愚行で一発退場処分を受けた。

 試合後、ムバッペはSNSを通じてファンに謝罪。そうしたなかでPSGを率いるトゥヘル監督はムバッペを擁護した。英紙「デイリー・メール」が指揮官のコメントを報じている。

「あれはひどいタックルだった。だから、彼は感情的にアクションした。(ムバッペが)深刻な怪我を負わなくてラッキーだった。彼には冷静になってほしいが、このような雰囲気の試合ではああいったプレーもあるから簡単なことではない。彼は誰かを殴ったわけではない。押しただけだ。私は悲しんでいるが、怒ってはいないよ」

 ムバッペは3試合で4得点を決め、PSGも開幕4連勝を飾った。次節は絶好調のスピードスター不在でサンテティエンヌと対戦する。

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