兵役免除のソン・フンミン、韓国国民に捧げた“幻の金メダル授与式”に反響 「鳥肌もの」

韓国代表FWソン・フンミン【写真:AP】
韓国代表FWソン・フンミン【写真:AP】

日本とのアジア大会決勝で2アシストを記録し、21カ月の兵役免除を勝ち獲る

 U-23韓国代表は1日、アジア大会男子サッカー決勝で森保一監督率いるU-21日本代表と激突し、延長戦の末に2-1と勝利して大会連覇を飾った。オーバーエイジ枠での参加となったA代表のエースFWソン・フンミン(トットナム)は、決勝戦でも2アシストを決めるなどチームを牽引。悲願の兵役免除を勝ち獲ったが、表彰式でのある粋な行動を収めた動画がインターネット上で拡散され、韓国メディアでは「鳥肌もの」と称賛されている。

 アジア大会で金メダルを獲得すれば、21カ月の兵役を免除されることから、韓国のモチベーションは高かった。なかでもアジアナンバーワンプレーヤーとして、プレミアリーグでの価値を高めているソン・フンミンは、誰よりもその悲願を達成したい気持ちが強かった。

 韓日戦となった決勝戦ではゴールこそ奪えなかったものの、FWイ・スンウ(ヴェローナ)とFWファン・ヒチャン(ハンブルガーSV)の後輩二人のゴールを演出。延長戦の末に2-1で日本を下し、自分たちの力で兵役免除を勝ち取った。

 韓国紙「国民日報」は勝利後に喜びを爆発させたソン・フンミンが、「国民の皆さんのおかげで金メダルを取ることができた。今、私がメダルをかけているが、私のものではなく、国民の金メダル」と語ったことを伝えていたが、大韓サッカー協会(KFA)が公式YouTubeチャンネルで公開した動画が話題を呼んでいる。

「フットボールファンの皆さんも金メダルを受け取る資格があります」

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