乾、大一番の“セクシー股抜き”に海外称賛 「お手本のような動き」「ビーストモード」

前半9分、ボールを奪いに来た相手の股を鮮やかに抜いてミドルシュートを披露
ベティスの日本代表MF乾貴士は、現地時間2日のリーグ第3節セビージャ戦に先発出場し、フル出場で1-0の勝利に貢献した。試合序盤には相手選手を手玉に取る華麗な股抜きを決め、「お手本のような動き」「イヌイがビーストモード」と称賛されている。
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同じセビリアを拠点とするチーム同士が激突した伝統の“アンダルシア・ダービー”で、乾は3-4-2-1のシャドーでプレー。前半9分、大一番で早速テクニックを見せつけた。
敵陣のアタッキングサードでボールを受けると、巧みなトラップで前を向く。すかさずセビージャのスペイン人ロケ・メサが足を出してボールを奪いに来たところを、右足インサイドで切り返して股を抜き、カットインから右足を一閃。ミドルシュートは枠を外れてしまったが、会場に駆け付けた地元ファンは大いに沸いた。
スペイン紙「マルカ」は、試合のテキスト速報で「偉大な股抜き」と表現。コメント欄にはファンから「イヌイは危険な存在」「これがタカシ・イヌイだ」「イヌイがビーストモード」「良い選手だ」と高い技術を称えるコメントが並んだ。また、スペイン紙「ラ・バングアルディア」も、「イヌイが来た! お手本のような動きでロケ・メサを股抜き。シュートは浮いたが、その前のテクニックは素晴らしい」と伝えている。
後半35分に途中出場の元スペイン代表ホアキン・サンチェスの決勝弾で今季リーグ戦初勝利を手にしたベティス。そのなかで、日本が世界に誇るテクニシャンは確かな存在感を放っていた。
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