ベティス乾、ダービー戦フル出場 スペイン紙は決勝弾のホアキンに次ぐ“2つ星評価”
前半9分に股抜きドリブルを見せるなど勢いをもたらす奮闘
ベティス所属の日本代表MF乾貴士は現地時間2日のリーガ・エスパニョーラ第3節、同都市のライバルであるセビージャとの「アンダルシア・ダービー」に先発フル出場。チームも象徴的存在である元スペイン代表MFホアキン・サンチェスの一撃で1-0と勝利し、乾自身も高評価を得ている。
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リーガで最も情熱的と評されるアンダルシア・ダービー、ベティスの本拠地であるベニート・ビジャマリンがチームカラーの緑と白で覆われ、決戦ムードが高まった。そのなかで2列目左に入った乾は前半9分に股抜きドリブルからのミドルシュートを放ち、勢いをもたらそうとした。前半35分にはMFセルヒオ・カナレスの裏抜けから先制点が生まれたかに見えたが、判定はオフサイドでノーゴールとされた。
後半21分にはセビージャMFロケ・メサがGKパウ・ロペスと競り合った際に2枚目のイエローカードで退場するなど、激しい戦いが続くなかで均衡を破ったのは勝負どころを知るベテランの一撃だった。後半30分に投入されたホアキンはその5分後、右サイドのDFアイサ・マンディのクロスを魂のヘディングシュートでねじ込んだのだ。37歳大ベテランの一撃にスタジアムの熱気は最高潮に達した。
試合はこのまま1-0で終了。この試合、スペイン紙「マルカ」は速報とともに採点(星3つが満点)を載せている。最高評価はもちろんホアキンの3つ星だ。それとともに勝利したベティスは押しなべて高評価となっており、乾もその一人。パウ・ロペス、DFマルク・バルトラ、カナーレスらとともに星2つを獲得した。
得点には絡まずもその貢献度の高さを認められた乾。ダービー勝利という最高の追い風に乗って、プレーにさらなる切れを見せたいところだ。