ネイマールは「クラックの中のクラック」 ピッチ乱入の少年ファンに見せた“神対応”に称賛
試合直後に乱入した少年を優しくエスコートし、着ていたユニフォームをプレゼント
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、現地時間1日のリーグ・アン第4節ニーム戦で4試合連続ゴールとなる先制点を挙げ、4-2の勝利に貢献した。ベスト8に終わったロシア・ワールドカップの悔しさを晴らすかのように好調なスタートを切ったが、試合後のある粋な計らいが話題になっている。突如ピッチに乱入して抱きつく少年に対して、自らユニフォームをプレゼント。スーパースターの“神対応”に少年は思わず涙を流し、海外メディアも「クラックの中のクラック」と称えている。
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前半36分、ネイマールはワンツーでペナルティーエリア内に侵入したベルギー代表MFトマ・ムニエの折り返しに飛び込み、スライディングシュートで先制点を奪取。さらに、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、ウルグアイ代表FWエディソン・カバーニとアタッカー陣が揃い踏みで、4-2と敵地での乱打戦を制した。
PSG公式ツイッターが公開したのは、試合後のある光景だ。タッチライン際を走り去ろうとするネイマールの前に小さな人影が登場。ムバッペのフランス代表10番のユニフォームを着た少年がピッチに乱入して近づくと、ネイマールはこれを優しく抱きかかえて何やら言葉をかわす。腰の付近に手を回したまま感動のあまり泣き出す少年に対し、ネイマールは着ていたユニフォームを脱いでプレゼント。再び抱きかかえて、スタンド最前線に“エスコート”し、颯爽とその場を立ち去った。
ペルーメディア「depor.com」は、「クラックの中のクラック。ネイマールはピッチに乱入した少年にユニフォームをプレゼント」と特集。「誰もこの結果を予想していなかったから、YouTube上で動画は大きな反響を呼んでいる」と伝えた。また、母国ブラジルメディアの「グローボ・エスポルチ」も「小さな少年の記憶に一生残るだろう」とファンにとっては至福のひと時だったとしている。
ファウルを受けた際の大袈裟なリアクションを揶揄されるなど、メディアやファンから厳しい目を向けられることが多いブラジルの至宝だが、本来持つ人柄が滲み出た“ホッコリ”する出来事だった。