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日韓戦の前に再会した二人 韓国英雄FWが森保監督を絶賛「熱心に学ぶ誠実な監督」
選手、監督として対戦経験のあるチェ・ヨンス氏と森保監督 アジア大会決勝前に言葉をかわす
元韓国代表FWで、ジェフユナイテッド市原、京都パープルサンガ(いずれも当時)、ジュビロ磐田とJリーグで通算5年プレーしたチェ・ヨンス氏。彼のことを記憶している日本のサッカーファンも多いだろう。
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現役引退後はKリーグのFCソウルや中国の江蘇蘇寧で監督を務め、現在は韓国でサッカー解説者などの仕事をこなしている。チェ・ヨンス氏は今回のアジア大会でも、韓国テレビ局「SBS」の解説の仕事をこなすため、インドネシア入りしていた。
そして決勝の日韓戦を前に、日本代表の森保一監督と会って言葉を交わしたという。その時の会話の様子を、韓国紙「国民日報」が伝えている。
「選手時代から知っている間柄の二人は、すぐに握手を交わした。森保監督は『やっぱり韓国は強いチーム』と語ると、チェ・ヨンスは『かなり強いですよ』と笑顔で答えた。互いに『良い選手がいる』と話し合った」と、和やかな雰囲気であったことを報じた。
続けてチェ・ヨンス氏は「代表チームの監督は疲れませんか?」と聞くと、森保監督は「プレッシャーはあるけれど楽しい。幸せですよ」と笑顔を見せていた。続けて森保監督がチェ・ヨンス氏に、「今は解説しているんですか? でも、また監督やるんでしょ? また監督として会える日を期待しています」と言葉をかけたという。
実はこの二人、過去に監督として、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台で顔を合わせている。
2016年のACLグループステージで、チェ・ヨンス監督率いるFCソウルと森保監督率いるサンフレッチェ広島がグループFで同居し対戦。FCソウルがホームで4-1と快勝すれば、広島もホームで2-1と勝利し、1勝1敗と分け合った。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。