ヤングなでしこGKスタンボー華、“憧れの師匠”海堀あゆみに誓う「恩返しの飛躍」
「本当の評価は、これからINACでどれだけ活躍できるか」
2018年、スタンボーはINACの先輩GK武仲麗依、元なでしこジャパンの福元美穂という二人の大きな壁を乗り越えられず、公式戦出場を果たせぬまま、U-20W杯の大舞台に挑んだ。それでもグループリーグ第2戦のスペイン戦を除き、全6試合中5試合にスタメン出場。ヤングなでしこの正守護神として、好セーブを連発して世界一への快進撃を支えたのは記憶に新しい。海堀は後輩の目覚ましい活躍をこのように分析する。
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「GKはポジションが一つだけ。試合に出る時も出てない時も、自分のできることをやるしかありません。常に練習して、日々の積み重ねしかない。こうやって世界という大舞台で結果を残せたのは、INACという素晴らしい環境で、良い監督、良いコーチ、良い仲間に恵まれたからだと思います。素晴らしいGKが二人いて、代表クラスの選手もたくさんいる。たとえ試合に出られなかったとしても、得るものは多かったはずです」
ただし、スタンボーの活躍に顔をほころばせる海堀も「ここからが大事」と話す。
「今大会で得ただけで終わるのではなく、それを還元していかないとダメ。本当の評価は、これからINACでどれだけ活躍できるかだと思います。成功するもしないも自分次第。次は、私を見てきてくれたという彼女が他の人のお手本になる番です。活躍することで若い子たちの憧れになって、女子サッカーがまた盛り上がってほしいし、スタンボーにはなでしこジャパンへ上がってもらいたいと思います」