レアル主将ラモスが“正GK論争”に言及 クルトワ称えるも「ナバスを忘れてほしくない」
クルトワがレガネス戦で待望のレアルデビュー
レアル・マドリードは現地時間1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節レガネス戦で4-1の大勝で開幕3連勝を飾った。この日注目されたのは今夏の移籍市場で加入したベルギー代表GKティボー・クルトワだ。初のスタメン出場を飾ったが、キャプテンのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは控えに回ったコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを立てる発言をした。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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試合は前半17分、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの穴を埋める得点源として期待されるウェールズ代表FWギャレス・ベイルが先制ゴール。しかしその7分後にPKを献上し、クルトワはいきなり初失点を喫する形となる。それでもチームは後半に入って3分、16分と元フランス代表FWカリム・ベンゼマの2得点、そして同21分にラモスがとどめの一撃を決めて勝負あった。
レアルはロナウドなしでも3試合10ゴールと攻撃力の高さを見せている。それに気を良くしたからか、ラモスは「試合すべてを支配することはできないけど、目標達成をするためにはいい兆候だよね」とこの日の戦いぶりに手応えを話すとともに、自ら“クルトワ・ナバス論争”についてこう触れている。
「クルトワは輝かしいほどのゴールキーパーだけど、特にUEFAチャンピオンズリーグでナバスが魅せてくれた素晴らしいシーズンについて忘れてほしくはないね」
ナバスは昨季リーガで失点を喫するシーンが多く、批判の矢面に立たされる形となった。また剛腕で鳴るフロレンティーノ・ペレス会長が肝いりでクルトワ獲得を決めたため、ナバスの立ち位置は厳しいものとなっている。それもあって、キャプテンのラモスはナバスに配慮した発言をしたのだろう。スーパースターの集うレアルにおいて過去最大級に熾烈な守護神争いは、今後も続くことになりそうだ。