北朝鮮戦敗北で、若きなでしこが再び直面した宿命の課題とは…

次につなげるために

「彼女たちの経験がまだまだ足りない中でも、できたこと、終盤の勝負どころでできなかったことがある。これは僕自身の反省も含めて次につなげていきたい」
  指揮官はあくまでも前を向いた。澤穂希(INAC)や宮間あや(岡山湯郷)といった百戦錬磨のベテランたちがいない中で、「チャレンジなでしこ」として戦う決断を下した今大会。若い選手にとって貴重な経験の場になっているのは事実だが、来年2月にはアジアで2枠しかないリオデジャネイロ五輪へ向けた予選もスタートする。真剣勝負に臨むに値するメンバーを発掘、育成するためにも、勝利や優勝という成功体験は欠かせない。
 今大会で選出された次代を担うなでしこたちに自信を与えるためにも、11年のFIFA女子世界年間最優秀監督賞を受賞し、自らを映画界の巨匠に例えて「スピルバーグ」と自称する佐々木監督の若手発掘に向けた最高の脚本が求められる
【了】
サッカーマガジンゾーン ウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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