王者ユベントス、セリエA復帰パルマに2-1勝利で開幕3連勝 C・ロナウドは3戦不発
マンジュキッチとマテュイディのゴールで勝ち切る
イタリア王者ユベントスは現地時間1日のセリエA第3節で敵地パルマ戦に臨み、2-1で勝利して開幕3連勝を飾った。注目を集めるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、フル出場もゴールなく3戦不発となった。
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ユベントスは右サイドバックに本来はウイングのコロンビア代表FWフアン・クアドラードを起用。前線はロナウドとクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチが左と中央を流動的に入れ替わり、右にはイタリア代表FWフェデリコ・ベルナルデスキが入った。
ユベントスは立ち上がりから両サイドを広く使って攻め込み、前半2分にいきなり先制する。クアドラードが右から上げたクロスにマンジュキッチが飛び込むと、相手DFと競ったボールはその場に落ち、先に反応したマンジュキッチが押し込んで1-0とした。
一方、2015年の経営破綻でチームの母体も変わって4シーズンぶりにセリエA復帰となったパルマは同33分、左サイドからのクロスにFWロベルト・イングレーゼがニアサイドに飛び込んでコースを変えると、ファーサイドでFWジェルビーニョが押し込んだ。2014年のブラジル・ワールドカップでは日本戦でゴールも決めたコートジボワールのスピードスターは、昨季まで中国でプレーしていたが、欧州復帰の初ゴールをイタリア王者相手に決めた。
前半を1-1で終えた試合は、後半に入るとユベントスが攻勢を強めた。すると同13分、左サイドにDFアレックス・サンドロが攻撃参加して短いパスをペナルティーエリア内のマンジュキッチに出すと、トリッキーなヒールパスでつながれたボールに走り込んだのはフランス代表MFブレーズ・マテュイディだった。左サイドの角度のないところからゴール上を射抜くような一撃が決まり、ユベントスが再び2-1とリードを奪った。
ユベントスは攻撃の手を緩めないながら、ロナウドにボールを集めてイタリア初ゴールを決めさせたいという意図が見えるようなプレーが続いた。しかし、パルマの守備陣もロナウドの右足には最大限の警戒を払い、決定機を作らせなかった。ユベントスは全体的には危なげなく試合を運んで、そのまま1点差の勝利を収めて開幕3連勝でインターナショナル・マッチウィークによる中断期間に入った。
(FOOTBALL ZONE編集部)