本田の去就に影響か ミラン指揮官が2選手補強を熱望
目標は欧州CL出場の3位以内
ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、来季の目標をUEFAチャンピオンズリーグ出場権が獲得できる3位以内と断言した。そのためには、2選手の補強が必要だと、熱望している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
昨季サンプドリアを率いた指揮官は、今季ミランの新監督に就任した。2年連続で欧州カップ戦の出場権を逃している名門の救世主として期待が懸かるミハイロビッチ監督は「ポジティブだよ。我々はいい練習ができているからね。選手たちを変えてゼロから出発した。戦術、練習のシステム、ゲームのコンセプトも、態度も、適切な場所に適切なモザイクをあてはめている。理想的な道を歩みだしているし、本番の試合を始める時には、準備は整う」と語っている。
名門復活にかかるプレッシャーについて、監督は「私には圧力にならない。責任を感じるが、より責任を持てば、より自分の最高の力が出せる、私はそういう人間だ。リスクを負って、挑戦するのは怖くない。目標に向かって、勝つために生きている」と言葉にした。
今季の目標については「3位までに入ること。このチームなら、そしてまだ誰かが加入すれば、クオリティーがぐっと上がる。最低でも1人か2人。名前は言えない」と語った。
現在のチーム構成もリーグ規定の25選手を超えている。しかし、3位以内に入るには2選手の補強が必要だと説いている。パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWイブラヒモビッチ、ローマDFアレッシオ・ロマニョーリ補強の可能性が浮上する中、現有戦力に満足していない指揮官。今後の補強次第では残留を熱望する日本代表FW本田圭佑の去就にも大きな影響を与えそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images