アジア大会決勝の“日韓戦”は延長戦突入 後半は一進一退の攻防もお互いに決定打が出ず

アジア大会男子サッカー決勝は、スコアレスのまま延長戦へ【写真:AP】
アジア大会男子サッカー決勝は、スコアレスのまま延長戦へ【写真:AP】

韓国の兵役免除の行方は延長戦の戦いに持ち越し

 アジア大会男子サッカー決勝、森保一監督率いるU-21日本代表は1日、U-23韓国代表との決戦に臨んだ。劣勢に回る時間帯が長かったものの後半持ち直し、0-0で延長戦に突入した。

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 準決勝UAE戦をFW上田綺世(法政大)の決勝点で1-0と勝利した日本。FW前田大然(松本山雅FC)の負傷によってFWに上田を抜擢。その一方で今大会ここまで4得点の岩崎悠人(京都サンガF.C.)、負傷が癒えた三好康児(北海道コンサドーレ札幌)を先発に起用した。

 対する韓国はオーバーエージ枠で招集したロシアW杯メンバーのGKチョ・ヒョヌ(大邱FC)、FWソン・フンミン(トットナム)、そしてFWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)らを先発出場させた。

 この試合に兵役免除が懸かる韓国が、キックオフ直後から勢いを出してくる展開に。前半13分にはペナルティーエリア内から抜け出したソン・フンミンに決定機を作られかけたが、DF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)が顔面を負傷するのも厭わないほどのスライディングタックルでピンチを逃れた。

 前半23分にはファン・ウィジョのシュートをGK小島亨介(早稲田大)がセーブで逃れる一方、27分には三好と上田の二人が相手最終ラインと数的同数になったもののフィニッシュに持ち込めず。その直後には右サイド角度のないところから三好が突破して左足シュートを放ったものの、チョ・ヒョヌのセーブに遭った。

 なんとか前半をスコアレスで凌いだ日本。後半12分には三好が軽やかなドリブル突破からのシュートで打開。相手DFのシュートブロックにあったものの、ここから日本が徐々にポゼッションを高め、流れを引き寄せようとした。

 一進一退の攻防が続くなか、DF立田悠悟(清水エスパルス)に対するファン・ウィジョの後方タックルに森保監督がレフェリーに抗議する場面もあるなど、日韓戦らしいヒートアップは時間を経るにつれて増えた。延長戦もタフさを問われる極限の戦いで、若き日本代表は優勝を持ち帰れるか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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