アクシデント続きの浦和、3戦連続複数失点 C大阪に1-2、本拠地4カ月ぶりの敗戦

浦和はC大阪に逆転負けを喫し、ホームゲームでは約4カ月ぶりの敗戦【写真:Getty Images】
浦和はC大阪に逆転負けを喫し、ホームゲームでは約4カ月ぶりの敗戦【写真:Getty Images】

雷雨で30分遅れ、序盤にファブリシオ負傷 浦和が先制するも2失点で逆転負け

 浦和レッズはリーグ3試合連続の複数失点で、1日のJ1 第25節セレッソ大阪戦に1-2と敗れ、ホームゲームでは約4カ月ぶりの敗戦となった。

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 雷雨により30分試合開始が遅れた試合は、浦和にとってのアクシデントからスタートした。前半4分、MF武藤雄樹から対角線のフィードに走り込んだFWファブリシオは、ゴールライン際で折り返そうとしたプレーで膝を痛めた。一度はピッチに戻ったものの、プレー続行不可能で担架で運び出され同8分にFW李忠成と負傷交代となった。

 それでも、その重苦しいムードを払ったのは出場直後の李だった。同12分、自陣から素早いパスワークで一気に突破した浦和は、MF宇賀神友弥のラストパスを受けた李が左足でゴール。1-0の先制点を挙げることに成功した。

 一方のC大阪は同29分、敵陣に入ってすぐの中央でフリーキックを得ると、浦和の反応が遅れているのを見たMFソウザは左サイドのDF片山瑛一に展開。片山のクロスを中央で両チームの選手が競ったこぼれ球をFW杉本健勇が左足ボレーでシュート性の折り返しで中に入れると、MFオスマルが押し込んで1-1の同点に追いついてハーフタイムを迎えた。

 C大阪はハーフタイムにFW柿谷曜一朗に代えて昨季まで浦和に在籍のFW高木俊幸を投入。するとC大阪は後半8分、右45度の位置でパスを受けたソウザがワンステップで一閃。まさに弾丸ライナーがゴール左上に突き刺さり、2-1と勝ち越しに成功した。

 ホームでビハインドを背負った浦和はボール保持率を高めて攻撃に掛かったが、最終局面では精度と迫力を欠いた。オズワルド・オリヴェイラ監督が前節の名古屋グランパス戦後に主審に対する不適切な言動があったとしてベンチ入り停止処分を受けるなか、大槻毅ヘッドコーチは左サイドにルーキーのDF荻原拓也を入れ、最終ラインにMF阿部勇樹を投入するテコ入れを図ったが、最後までC大阪を攻略できなかった。

 雷鳴も聞こえる雨中のゲームはこのままC大阪が2-1と勝利。浦和はリーグ戦23節の清水エスパルス戦で3失点(3-3)、24節の名古屋グランパス戦で4失点(1-4)しており、3試合連続の複数失点となった。ホームでは4月28日の湘南ベルマーレ戦(0-1)を最後に無敗だった浦和だが、その記録も途切れた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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