グループGは果たしてどうなる? 欧州予選最多36得点のドイツとC・ロナウドを擁するポルトガルがいきなり激突

ガーナ対アメリカはガーナがやや上の評価

 

 こうなるとドイツの勝利は動かない可能性が高い。そうなった場合、ポルトガルは、ガーナ、アメリカとの2位争いを覚悟しなければならない。では、ガーナ対アメリカの一戦はどうなるのだろうか。戦前の予想では、ややガーナ優勢だ。

 というのも、過去に両者は二度、ワールドカップで対戦していて、二度ともガーナが勝利を収めているからだ。ガーナにとってアメリカは相性がいい相手と言えるだろう。また、選手レベルを比べて見ても、アメリカよりガーナのほうが上だ。

 もちろん、アメリカにも、得点力のあるクリント・デンプシー、強いフィジカルを武器のジョジー・アルティドール、司令塔のマイケル・ブラッドリーなど、要所要所に良い選手はいる。

 しかし、ガーナには、ケビン・プリンス・ボアテング、マイケル・エッシェン、スレイ・ムンタリなど、身体能力も技術も高いワールドクラスの選手が複数存在する。彼らには、大舞台で戦ってきた実績もある。ガーナのほうが一枚上手と言っていいだろう。

 それらを考慮した結果なのか、イギリス大手ブックメーカー、ウィリアム・ヒルも、ガーナの勝利オッズが2.4倍なのに対して、アメリカの勝利オッズは、3.1倍と、ガーナのほうが地力はやや上と評価している。

 とはいえ、下馬評通りに事が進むほど、ワールドカップは甘くない。今年のチャンピオンズリーグではロナウドの活躍でマドリーがバイエルンを下した。アメリカも、ワールドカップではガーナより安定した成績を残している。注目すべきグループだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで

 

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