グループGは果たしてどうなる? 欧州予選最多36得点のドイツとC・ロナウドを擁するポルトガルがいきなり激突
ドイツの“W杯男”クローゼにはW杯最多得点の記録がかかる
しかし、そんなポルトガル以上に強力なのがドイツの攻撃陣だ。彼らは、欧州予選で53チーム中トップの36得点を記録。実にポルトガルの1.8倍にあたる数字だ。その中でも、予選10試合全てに先発出場を果たしたメスト・エジルは、本来アシスト能力に優れた選手にもかかわらず、チーム内最高の8ゴールを決めている。また、他にもドイツの中盤には、マリオ・ゲッツェ、トニ・クロースなど技巧派MFが名を連ねる。
そして、これまで出場したワールドカップで既に14得点を記録しているワールドカップ男、ミロスラフ・クローゼがいる。彼のような勝負強いFWの存在は、チームが苦境に立たされても、勝利に導いてくれる。(※現在、ワールドカップ最多得点記録を保持しているのは元ブラジル代表FWロナウドで15ゴール。今回、クローゼが得点することが出来れば、ロナウドに並ぶことになる)
また、過去のデータもドイツの勝利を後押しする。そのデータとは以下の通りだ。
・直接対決の戦績は、9勝5分4敗で、ドイツの勝ち越し。
・特に直近3試合はドイツ3連勝。
・最近メジャートーナメントでは、2006年、2012年のワールドカップ、2008年欧州選手権で対戦していて、全てドイツの勝利。
・ドイツは初戦に強く、1990年以降の6大会の初戦全て、先制しての勝利。しかも4試合で4点以上得点している。
・ドイツは一次リーグでの敗戦がほとんどなく、直近18試合で一敗のみ。