ベティス乾貴士、アルゼンチン代表MFロ・チェルソと共闘へ PSGからレンタルで加入
リオ五輪にも出場した22歳新鋭 38億円での買い取りオプション付きでスペインに渡る
日本代表MF乾貴士が所属するベティスは、今季リーガ・エスパニョーラと並行してUEFAヨーロッパリーグを戦うタフなシーズンとなるが、移籍期限直前でパリ・サンジェルマン(PSG)からリオデジャネイロ五輪のアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソを、買い取りオプション付きの期限付き移籍で獲得した。
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ベティスはボールを圧倒的に保持するスタイルを標榜するものの、リーガ開幕2試合で1分1敗。スタートダッシュに失敗したなか、特に中盤センターの補強が急務となっていた。そこで目をつけたのが、豪華陣容で出番に恵まれていなかった22歳のロ・チェルソだった。2016年夏にロサリオ・セントラルからPSGに加わったロ・チェルソは、リオ五輪に3試合出場。2017年にはフル代表にも招集されている。スペイン紙「AS」のロ・チェルソ評と契約条件は、次のようになっている。
「中盤で創造性の面でより多くの力を供給できるため、キケ・セティアン監督に請われた。期限付き移籍での加入だが、ベティスには3000万ユーロ(約38億円)の買い取りオプションもある」
攻撃の局面で力を発揮できるロ・チェルソ自身も、「僕はこのクラブは歴史を持つクラブなので、とても幸せに思っている。クラブの指針も、選手としてのモチベーションとして決定的なものになるよ」と、ベティスとの契約後に語っている。
起用法は中盤センターもしくはシャドーが想定されるだけに、乾の相棒であると同時にチーム内競争のライバルともなり得る。戦力が充実してきたベティスにあって、乾としてもしっかりと結果を残してチームを勝利に導くことが求められるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)