レアル、C・ロナウド“後継者”の大物獲得なし 会長は強気「我々はすでに別格のチーム」
“機関紙”も今夏補強に不満気… ペレス会長「様々なポジションの補強を行った」
レアル・マドリードは今夏の移籍市場で、9年間にわたって在籍した絶対的エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを売却。後継者となる大物アタッカーの獲得が期待されたが、実現せず。サポーターからは批判の声も上がっているが、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は強気な言葉を残している。
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「フロレンティーノ:レアルはW杯最高のGKとブラジルの新星を獲得したが…」と報じたのは、“レアルの機関紙”とも呼ばれるスペイン紙「マルカ」だった。
現代サッカー界の誇るカリスマ、ロナウドを放出したレアルの今夏補強は“地味”だった。チェルシーからベルギー代表GKティボー・クルトワ、フラメンゴから18歳FWヴィニシウス・ジュニオール、レアル・ソシエダからスペイン代表DFアルバロ・オドリオソラ、そしてレアル下部組織出身のFWマリアーノ・ディアスをリヨンから買い戻した程度。ロナウド離脱の穴を埋めるインパクトはなかった。
そんななか、ペレス会長はマリアーノの復帰会見に出席。UEFAチャンピオンズリーグ3連覇中の名門のトップは、強気な姿勢を崩さなかった。
「我々はすでに別格のチームを持っている。今回は様々なポジションの補強を行った。W杯最高GKのクルトワもやってきた。オドリオソラという偉大なディフェンダーと、素晴らしく将来有望なGK、ヴィニシウスというブラジルサッカー界の新星、バルベルデ、レグイロンというカンテラ出身者もいる」
今夏補強の有効性をこのように強調したペレス会長。ビッグディールはなくとも、今季開幕直後のレアルはウェールズ代表FWギャレス・ベイルを中心に盤石の強さを見せている。層の厚さを武器に、タイトルを目指すことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)