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ゾラがバロテッリ、カッサーノに救いの手 「カタールで充電を」
再び主役として欧州に戻るために
カタールのアル・アラビSCの監督を務める元イタリア代表ジャンフランコ・ゾラ氏が、所属クラブで出番のないマリオ・バロテッリと、現在無所属のアントニオ・カッサーノという2人の元代表選手に中東移籍のススメを説いている。伊衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。
実力は世界でもトップレベルの両者だが、共に悪童と知られている。乱れた私生活や監督との対立など、ピッチ外での問題がクローズアップされることも多く、メディアも頻繁に彼らの言動を取り上げている。ゾラ氏はそうした重圧から離れることも重要であると語っている。
ゾラ氏は昨季途中にカリアリの指揮官に就任。しかし、成績が思うように残せず、3月には解任となっていた。その後、中東カタールへと渡ったイタリアのレジェンドは、スーパースターたちの加入を歓迎した。
「2人(バロテッリとカッサーノ)はトッププレーヤーだ。この国では、常に監視されているようなこともない。ヨーロッパに再び主役として舞い戻るための充電期間としてプレーすることは彼らにとっても素晴らしい機会になると思う」
そして、リバプールでは構想外となり、プレー機会の与えられていないバロテッリと、給与未払い問題で前所属のパルマを退団したカッサーノに救いの手を差し伸べようとしている。
「我々にはすでにたくさんの選手がいるが、もし彼らと契約できるチャンスがあるなら、迷わずそうするよ」
同胞の先輩からの誘いを2人はどのように受け止めるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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