エジル代表引退の“新生ドイツ”、9月シリーズで「10番」のバトンを託されたのは?

レバークーゼンのFWユリアン・ブラント【写真:Getty Images】
レバークーゼンのFWユリアン・ブラント【写真:Getty Images】

ロシアW杯にも出場した22歳のブラント、10番着用で主力としての起用が濃厚

 ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は現地時間29日、UEFA(欧州サッカー連盟)が主催するネーションズリーグのフランス戦(9月6日)と国際親善試合のペルー戦(9日)に臨むメンバー23人を発表。注目の背番号「10」も、新たな担い手が決まっている。

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 ドイツメディア「sport.de」などによると、MFメスト・エジル(アーセナル)が代表引退を表明したため、背番号「10」はレバークーゼンのFWユリアン・ブラントが着けることになった。22歳のアタッカーはこれまでフル代表で19試合1得点の成績を残している。

 左サイドを主戦場とするブラントは、最も才能ある若手の一人として早くから注目され、U-15から各年代のドイツ代表でプレー。20歳だった2016年5月の国際親善試合スロバキア戦でフル代表デビューを果たし、リオデジャネイロ五輪ではU-23ドイツ代表として銀メダルに輝いた。ロシア・ワールドカップ(W杯)の前哨戦として行われた2017年コンフェデレーションズカップでは、若手主体のメンバーを牽引して見事王者に輝くと、今夏のW杯では当確と思われていたMFレロイ・ザネ(マンチェスター・シティ)を押しのけてロシア行きを果たして話題を集めた。

 2016年にFWルーカス・ポドルスキ(J1ヴィッセル神戸)の代表引退に伴い、エジルが継承した背番号10。今回、そのエジルが代表引退を表明したことで、22歳と若いブラントがバトンを受け取る形になった。ロシアW杯ではほとんど出番がなく、ポテンシャルを生かせなかったが、6日のW杯王者フランスとの対戦では主力としての起用が予想される。重圧に負けず、伸び伸びとしたプレーを見せることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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