「今すぐシーズンチケットを更新しろ」と脅迫のような文面が…

　今季のアメリカ・MLS（メジャーリーグサッカー）も、残り2カ月。各クラブはファン、サポーターに来季に向けてシーズンチケットの更新を呼びかけているが、LAギャラクシーの大スターを使った大胆な戦略が話題を呼んでいる。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。

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　LAギャラクシーのシーズンチケット保有者に、クラブから突然一通のメールが送られてきた。表題は「ズラタンからのメッセージ」。そこからメール本文に目を移すと、「◯◯へ」と一人ひとりの宛名が入り、短く「You will renew now.（今すぐ更新しろ）」と続く。まるで脅迫ともとれるような文面だが、イブラらしさ全開の超“上から目線”のメッセージは、ファンにとってうれしいサプライズとなったはずだ。

　LAギャラクシーとイブラヒモビッチが仕掛けたのは、このサプライズだけではない。英紙「デイリー・メール」によると、今月初めに2019年のシーズンチケット購入者の一人に、イブラヒモビッチから直接電話がかかってくるというドッキリ企画も行われている。

　この時、選ばれた“ラッキーガイ”は、エルネスト・ロドリゲスさん。電話がつながるとスーパースターは、「エルネスト、私はズラタン・イブラヒモビッチ。シーズンチケットを買ったらしいけど、ハッピーかい？」と話し始め、「今、メキシコ？　シーズンチケットを買ってメキシコに行ったのかよ。今日電話したのは、お祝いするためだ。がっかりはさせないよ。あなたにたくさんの喜びと、幸せとゴールを届けるからね」とメッセージを送った。

　さらに、「ほかに何か欲しいものはあるかい？」と聞いた後、「MLSカップだね。もちろん、それも私が持ち帰るから、心配しないでくれ。じゃあ、またね」と言ってファンを驚かせた。受話器を置いたイブラヒモビッチは、「もう一人やらせてくれ」と、本人もノリノリだった。