- HOME
- 今日のピックアップ記事
- アジア大会“日韓決勝” 韓国が負けられない理由――「誇り」「記録」「兵役免除のニンジン」
アジア大会“日韓決勝” 韓国が負けられない理由――「誇り」「記録」「兵役免除のニンジン」
アジア大会決勝で史上初の日韓対決が実現 「金メダルを取るべき理由がもう一つ増えた」
U-23韓国代表は29日、アジア大会男子サッカー準決勝でU-23ベトナム代表に3-1と勝利し、1日に日本との決勝に臨む。大会連覇を狙う韓国だが、母国メディア「STARNEWS」は大会史上初の“日韓決勝”に向けて「韓国が勝たなければいけない理由」を挙げている。
「韓国大会連覇に挑戦する。困難を経て決勝まで上がった。そして決勝の相手は宿命のライバルである日本だ。大会史上初の日韓決勝。金メダルを取るべき理由がもう一つ増えた」
これまで数々の激闘を繰り広げてきた両国だが、アジア大会では初となる頂上決戦で勝利を譲るわけにはいかないと記事では言及。さらに負けられない別の理由として「記録」を挙げている。「韓国サッカーでは、いまだアジア大会で2大会連続金メダルを獲得したことがない。史上初の連覇に挑戦。韓国サッカー史に残る偉業を目の前にしている」と伝えた。
そして「金メダルに付随する兵役恩恵という大きいニンジンがある。韓国のスポーツ選手にとって、兵役の問題は決して小さくない。選手としての価値が大きく変わる可能性があるからだ」と指摘。今大会、オーバーエイジ枠をフル活用し、A代表のエースFWソン・フンミン(トットナム)、FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)、GKチョ・ヒョヌ(大邱FC)を招集。所属クラブは選手を貸し出す義務がなく、「ソン・フンミンやファン・ウィジョのクラブを説得する作業が必要だった」としている。
「代表の誇りがあり、金メダルを目標に走り続けてきた。兵役免除の恩恵、そして相手が日本だ。当然勝たなければならない。勝たなければならない理由に溢れている」
日本は2020年の東京五輪を見据えた強化も含めてU-21代表チームで今大会に臨んでいる。一方の韓国はオーバーエイジをフルに活用し、金メダルのみに照準を絞っており、韓国メディアは“日本に負けられない試合”と展望した。決勝は1日の日本時間20時30分にキックオフを迎えるが、果たしてどちらに勝利の女神は微笑むのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)