本田がミラン改革宣言 「僕らは変わらなければいけない」

10年プレーしてきたトップ下起用に喜び

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、30日に中国・上海で行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのレアル・マドリード戦で後半45分間トップ下でプレーした。試合後の本田は、ミラン専門ニュースサイト「 milannews.it」のインタビューに応じ、あらためて本職であるトップ下でのプレーに強い意欲を示している。
 上海のスタジアムでは、試合中にミランのクラブアンセムが響き渡るなど、中国でのミラン人気の高さが感じられた。それだけに「ここ(中国)にいられるのは非常にうれしいこと。中国にはとても多くのサポーターがいることが分かった」と、赤と黒の名門のアジアにおける知名度をひしひしと感じていた。
 中国ラウンドではインテルに1-0で勝利し、レアルとは0-0の末にPK戦で敗れた。本田は2試合を振り返り、「僕たちはこの大会でインテルと、レアルを相手に良い戦いをしたと思っている。もちろん、僕たちはまだまだ改善できると思う」と手応えを明らかにした。
 この2試合で特筆すべきことは、それぞれ45分間ずつではあったが、熱望するトップ下でのプレーがかなったことだ。
「この2試合でプレーしたポジションは、僕にとって理想的。なにしろ、僕は10年このポジションでプレーしてきたわけですから。僕はシーズン開幕を待っているサポーターたちを満足させたいし、全てが良い方向に向かっていると確信している」
 リーグ登録枠の25人問題などにより、去就にも注目が集まっていた。しかし、本田はミランの一員として新シーズンをプレーしていくことに全神経を集中している。シニシャ・ミハイロビッチ新監督の作り上げるチームにも、積極的な姿勢で絡んでいくつもりだ。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング