U-21日本代表、韓国との決勝進出 英国人記者が“森保采配”を絶賛 「見事なマネジメント」
準々決勝と準決勝は特に強行日程。先発の入れ替えこそが重要な要素だった
UAEは、準々決勝で北朝鮮と120分の激闘の末にPKで勝ち上がっており、コンディションが決して万全とは言えない相手にそこまで苦しめられることはないと読んでいたのだろう。実際、 試合を通じてほとんど相手のプレッシャーに晒されることがなかった。
間隔の短い、大会日程は厳しい。そのなかで、準々決勝と準決勝は特に強行日程で、蓄積疲労は問題だった。その意味で、先発の入れ替えこそが重要な要素だった。森保監督は采配に注目が集まるなか、ここまで見事なマネジメントを見せている。
若いサムライたちは全ての困難を乗り越え、決勝への切符を手に入れた。韓国との金メダルを巡る決勝は、宿命の一戦。静かな準決勝とは全く違う試合になるだろう。
[記者PROFILE]
マイケル・チャーチ。英「PA通信」のアジア支局長、AFC機関紙「フットボール・アジア」編集長を歴任。ワールドカップとアジアカップをそれぞれ6大会取材したスポーツジャーナリスト。かつては東京在住で、現在は香港に拠点を置き、アジアサッカーを20年間カバーしている。
(マイケル・チャーチ/Michael Church)
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。