U-21日本代表、“日韓対決”の決勝へ 途中出場のFW上田が値千金の決勝弾でUAE撃破

U-21日本代表、アジア大会決勝進出!【写真:AP】
U-21日本代表、アジア大会決勝進出!【写真:AP】

一進一退の攻防が続くなか、上田がクロスバーをかすめながら決勝ゴール

 森保一監督率いるU-21日本代表は29日、アジア大会男子サッカー準決勝でU-23UAE代表に挑み、途中出場のFW上田綺世(法政大)の決勝ゴールによって1-0で勝利。韓国との“日韓対決”となる決勝進出を決めた。

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 2-1でサウジアラビアに勝利した準々決勝から中1日というハードスケジュールのなか、森保監督は出場停止のDF板倉滉(ベガルタ仙台)を含む4人のスタメンを変更。ボランチでの出場が続いていたMF松本泰志(サンフレッチェ広島)がベンチに座り、MF神谷優太(愛媛FC)が先発。またここまで4ゴールを奪っているFW岩崎悠人(京都サンガF.C.)、前田大然(松本山雅FC)、旗手怜央(順天堂大)の“韋駄天トリオ”が前線に並んだ。

 試合はUAEがボールを握り、日本が鋭い出足でゴール前へと迫る展開となった。前半6分には前田のペナルティーエリア内での落としを受けた岩崎が左足で、同24分には左サイドをドリブル突破した岩崎のクロスから、旗手がヘディングシュートを放ったものの枠をとらえられなかった。前半36分には左サイドの遠藤渓太(横浜F・マリノス)からのクロスを前田がダイビングヘッドで合わせたが相手GKの正面を突いた。

 前半をスコアレスで折り返した日本だったが、後半開始直後に遠藤が独力でチャンスを作る。左サイドから思い切りよくカットインし、ペナルティーエリア内でシュート。ゴールわずか左に外れたが、ゴールへの意欲を感じさせる。後半18分には旗手に代わってFW 上田綺世(法政大)を送り込むと、その1分後に上田のフリックを受けた前田がペナルティーエリア右でフリーとなりシュートを打ったものの、枠を外れた。

 そして後半33分、素晴らしい攻守の切り替えで均衡を破る。左サイドの遠藤のクロスを一度はクリアされたものの、MF渡辺皓太(東京ヴェルディ)の素早いボールカットからのスルーパスを上田がフリーで受ける。これを上田がクロスバーに当てるシュートとなりながらも決め、1-0と値千金のゴールを得た。

 その後は反撃に出たUAEの猛攻をしのぎ切り、1-0で逃げ切った日本。FWソン・フンミン(トッテナム)ら擁する韓国との決勝戦に臨める日本。貴重なワールドクラスとの実戦経験、そして公式戦初タイトルへの挑戦権を得た。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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