「選ばれたくはない」 “遅咲きの星”ヴァーディがイングランド代表からの引退を示唆
若返りを図るサウスゲイト監督に申し出 「全員が怪我をしたら」プレーの可能性も…
レスターのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが、代表引退の意向をガレス・サウスゲイト代表監督に伝えたという。UAE紙「Sport360°」は「怪我による緊急事態でなければ選ばれたくはないと示唆した」と報じている。
31歳のヴァーディは2015年6月にイングランド代表デビューを果たし、通算26試合で7ゴールを記録。今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場し、28年ぶりのベスト4入りに貢献した。クラブでは工場勤務のアマチュア選手から成り上がり、2012年からプレミアリーグのレスターでプレー。“奇跡の優勝”を成し遂げた2015-16シーズンには、日本代表FW岡崎慎司と2トップを組んで黄金コンビとしてスポットライトが当たった。
そんな遅咲きのストライカーは、英紙「ザ・ガーディアン」のインタビューで、代表引退を示唆するコメントをしている。
「正直、前から考えていたことだけど…。見て分かるように、僕はこれから歳を取るばかりだ。彼(サウスゲイト監督)はより若いチームを作りたいと思っていて、今回のW杯ではそれがプラスとなった。準決勝まで進み、最終的に4位。他国開催で最も良かった時と同じ順位だ。だから、これからはそれが一番良いやり方なのかもしれないとガレスに言ったんだ。彼は、実力があると思う若手を、国際大会でプレーできるようなレベルに育成したいと考えているからね」
W杯後最初の親善試合には出場しないとの意志を示したヴァーディだったが、最後に「完全に可能性がなくなったわけではない」とし、「もし選手全員が怪我をしたら」プレーしたいと加えたという。
イングランド代表は9月にスペイン(8日)とスイス(11日)、10月にはクロアチア(12日)とスペイン(15日)と対戦予定になっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)