ポスト宮間だ! 東アジアなでしこ主将は守備の万能型

仙台の川村が人生初のキャプテン

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、8月1日に開幕する東アジアカップ中国大会で仙台MF川村優理をキャプテンに任命した。
 北朝鮮戦で幕を開ける東アジア杯には、なでしこジャパンの精神的支柱として栄光を支えてきたキャプテン宮間あや(岡山湯郷)ら女子ワールドカップカナダ大会準優勝メンバーの主力と、海外組は選考外となっている。
 佐々木監督は、今大会を来年8月のリオデジャネイロ五輪での金メダル奪取に向けて、現在の主力を突き上げるほどの新戦力を発掘する場と位置づけているという。記者会見に川村を同席させると、サッカー人生で一度もキャプテンの経験のないという川村に「私からお願いしました」と、主将を任命したことを明らかにした。
 選考理由として、選手からの信頼の厚さとカナダW杯での成長の2点を挙げた佐々木監督は「この大会を通じて経験を積んで成長してほしい」と語った。
 カナダW杯では1次リーグ初戦スイス戦の後半12分にレジェンド澤穂希と交代でボランチとしてピッチに立った。1次リーグ第3戦エクアドル戦ではセンターバックで先発。守備的なユーティリティー性を備える川村が偉大な宮間の後継者としての期待を背に、武漢のピッチを踏みしめる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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