「勝てたことが全て」 高倉監督、苦戦の末のアジア大会決勝進出に一定の評価
先制後は防戦一方の展開が続き、最後は相手のオウンゴールで決着
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)はアジア大会準決勝で韓国と対戦し、試合開始直後と終了前のゴールで2-1と勝利。苦しい展開にも、高倉麻子監督は「勝てたことが全て」と語った。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本は開始5分でMF有吉沙織(日テレ・ベレーザ)から出た最終ライン裏への反応したFW菅澤優衣香(浦和レッズレディース)が先制ゴール。菅澤は「GKも前に出ていたし、相手より少し前に出られたのであのタイミングで打つのはボールが抜けてから考えた」と振り返った。
しかし、その後は高倉監督が「最初に良い形で点が取れて、その後にもチャンスが来るなか、こちらの流れでゲームが進むかというところで受け身になり相手の圧力を受けてしまった」という防戦一方の展開が続いた。
なかなかペースをつかめなかったが、指揮官は「それを跳ね返すようなパスを回すコンビネーションのスタイルを出せなかった。苦しい試合だったが、選手は流れを変えようとするところを見せてくれた」と選手たちの戦いに一定の評価を与えた。
最終的には後半41分に右サイドからのクロスを菅澤が折り返したところ、相手DFがオウンゴール。これが決勝点となり決勝進出を決めた。高倉監督は「勝てたことが全てだと思う。守備のことは話していたが、良い形を多く作られたのは反省。とにかく最後の試合ですし、思い切ってやるだけ。必ず金メダルを取って帰りたい」と、31日の決勝戦を見据えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1