ユナイテッドOBがモウリーニョ解任の風潮に警鐘 「事実から目を背けてはならない」
ギャリー・ネビル氏は開幕3戦2敗の指揮官をシーズン終了まで続投させるべきだと主張
元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は、プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドだ。リーグ第3節トットナム戦で今季2敗目を喫した古巣に対し、シーズン終了までジョゼ・モウリーニョ監督の解任を考慮してはならないと、自身の見解を語った。
ユナイテッドは27日のナイトゲームでトットナムに0-3で完敗。昨季好敵手のマンチェスター・シティに勝ち点差19を付けられて優勝を許し、今季はリベンジの年になるはずだったが、1992年以来となる開幕3試合で2敗を喫する厳しいスタートになってしまった。
それでも、ネビル氏はトットナム戦の解説を務めた英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、2013年にアレックス・ファーガソン監督がチームを離れて以降、4人目となる指揮官を招聘するべきではないと自身の考えを述べた。
「我々はFAカップに優勝した後にファン・ハール監督が解任されるのを見てきたし、デビット・モイーズ監督がシーズン4敗で解任されたのを見てきた。我々は歴史のなかでクラブが行ってきたことに対し、長いこと話していないんだ。
もちろん監督と一緒に飛び続けることはできない。3年目のモウリーニョの話は全て聞いてきたし、歴史があるから、そういった話を否定することはできない。しかし、ユナイテッドは門を開く時が来ている。もしそこに問題があるなら、モウリーニョとエド・ウッドワードCEOのことを分けて考えなければならないだろう」
最後にネビル氏はモウリーニョ監督の去就問題に対して、「3試合を終えて監督の変更が必要だと示唆することは理解しているが、まだ早すぎる。事実から目を背けてはならない。モウリーニョが今シーズンをやり切ることは、許さなければならないと思う」と語り、ポルトガル人指揮官を擁護していた。