鹿島が初のACL4強へ前進! ブラジル人コンビの2ゴールで天津権健に2-0先勝

鹿島が初のACL4強へ前進!【写真:Getty Images】
鹿島が初のACL4強へ前進!【写真:Getty Images】

レオ・シルバ先制弾、セルジーニョが来日初ゴール! 会心の試合運びで無失点勝利

 鹿島アントラーズは28日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、天津権健(中国)とのホーム第1戦に臨み、後半に生まれたMFレオ・シルバと新加入MFセルジーニョの来日初ゴールで、2-0と先勝した。

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 悲願のACL初制覇を目指す鹿島は、Jリーグ勢唯一の生き残りとして8強の舞台に立った。今季はJ1リーグで思うように勝ち点を積み重ねることができず、第24節終了時点で7位。ロシア・ワールドカップ(W杯)の中断明け後にはDF植田直通(→サークル・ブルッヘ)、FW金崎夢生(→サガン鳥栖)と主力がチームを去り、さらにW杯で大活躍したDF昌子源が負傷欠場が続くなど、苦しい日々を過ごしている。

 大岩剛監督は、本拠地カシマスタジアムで迎えた天津権健との第1戦に、4日前に行われたJ1第24節ジュビロ磐田戦(1-1)から先発メンバー4人を入れ替えて臨んだ。対する天津権健は、注目の元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトがメンバーに名を連ねた。

 試合は開始1分にMF遠藤康がクロスからヘディングシュートを放つなど、序盤から鹿島が攻勢を仕掛ける。最大のチャンスは同37分、左サイドからのクロスをMFセルジーニョがヘディングシュート。このボールは惜しくも右ポストを叩き、跳ね返りを拾った遠藤がヒールでシュートを放ったがゴールネットは揺らせなかった。

 対する天津権健も同41分、左サイドを突破してクロスを送ると、中央でFWヤン・シュがヘディングで合わせたが、シュートはクロスバーを越えていった。

 0-0のまま折り返した後半も、鹿島がリズム良く攻めていく。後半11分にはMFレオ・シルバ、DF安西幸輝とつなぎフリーの遠藤が左足を振り抜くも、シュートはクロスバーの上へ。だが、ここで見せた連動性はその4分後に結実する。同15分、左サイドのDF山本脩斗がタイミングを見計らって上げたクロスを遠藤がヘディングで落とし、走り込んだレオ・シルバが右足を一閃。強烈な一撃がゴールネットに吸い込まれた。

 待望の先制点を奪った鹿島は、その後も攻撃の手を緩めずに、同27分には8月に来日したばかりの新助っ人セルジーニョが、移籍後初ゴールとなる強烈なミドルシュートを叩き込み、リードを2点に広げた。

 クラブ史上初のACL4強へ、敵地での第2戦を見据えてアウェーゴール献上を避けたい鹿島は、その後も安定した試合運びを披露。無失点で凌ぎ切り、2-0と会心の勝利を収めた。第2戦は9月18日、アウェーの天津奥林匹克中心体育場で行われる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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