4強進出のU-21日本代表、英国人記者が絶賛 「森保監督にとって最大の収穫」とは?
有望だと示した東京五輪世代 大会優勝に向けて「今すべき最大のチャレンジ」は…
優勝した2010年大会以来、2大会ぶりに4強進出の日本にとって、今すべき最大のチャレンジは、いかに選手に最高の休息を与え、48時間後に行われるUAEとの準決勝まで回復を図るかだ。UAEは、日本戦後にキックオフを迎えた準々決勝・北朝鮮戦で延長戦まで戦い抜いた。そうしたコンディション面を考えると、森保監督のチームに優位性がある。
監督はJリーグ各クラブから1選手という条件でチームを編成し、チーム作りの準備期間も限られていた。2020年東京五輪世代で今大会に臨むなか、五輪まであと2年というなかでのチャレンジだ。
もちろん、東京五輪に向けた選手選考に関しては、まだ長い道のりの途中でしかない。だがMF松本泰志、MF長沼洋一、DF杉岡大輝らはこの2試合でパフォーマンスを高めており、東京五輪世代が有望だと示している。UAE戦、そして決勝戦に向けた森保の息子たちのさらなる成長を楽しみにしている。
[記者PROFILE]
マイケル・チャーチ。英「PA通信」のアジア支局長、AFC機関紙「フットボール・アジア」編集長を歴任。ワールドカップとアジアカップをそれぞれ6大会取材したスポーツジャーナリスト。かつては東京在住で、現在は香港に拠点を置き、アジアサッカーを20年間カバーしている。
(マイケル・チャーチ/Michael Church)
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。