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“コネ選出”批判から韓国史上“初快挙”へ G大阪FWファン・ウィジョに母国で称賛の嵐
アジア大会で二度目のハットトリック&決勝PK奪取! ウズベキスタンとの死闘制し4強進出
アジア大会の男子サッカー準々決勝で、U-23韓国代表がU-23ウズベキスタン代表に延長戦の末に4-3で勝利した。
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金メダル獲得による「兵役免除」を狙う韓国は、今年1月に中国で開催されたAFC U-23選手権で優勝したウズベキスタンを相手に死闘を繰り広げた。
特にオーバーエイジ枠(OA枠/24歳以上の選手を各チーム3名まで登録可能)で出場しているFWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)に、韓国メディアは称賛の嵐だ。90分間でハットトリックを決め、さらに3-3で突入した延長後半にペナルティーエリア内での鋭い突破からファウルを誘い、PKを獲得。これをFWファン・ヒチャン(ザルツブルク)が決めて死闘を制した。
韓国紙「東亜日報」は「ワンマンショーで韓国を救った! ウズベキスタン戦3得点のファン・ウィジョに拍手喝采」との見出しを打ち、その活躍ぶりを伝えている。
「勝利の主役はハットトリックを記録したファン・ウィジョだった。前後半90分間で韓国のゴールはすべてファンの足元から生まれた」
ファン・ウィジョは今大会、OAによって代表に選出されたが、過去にKリーグ城南FCの指揮官だったキム・ハクボム監督とは師弟関係にあり、“コネ”でアジア大会に呼ばれたと世間から非難を受けていた。
だが、今大会5試合で8得点をマークし、得点ランキングでは単独1位。韓国内では完全にファン・ウィジョを見る目が変わっている。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。