元仏代表FWアンリ、母国1部ボルドーの監督オファー固辞へ “怪しいオーナー”を不安視
選手放出を監督に知らせず、米ファンドグループとの売却話を進めるクラブに難色
元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は、フランスの古豪ボルドーから監督就任のオファーを受けていたが、固辞する可能性が浮上している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、理由は“怪しいオーナー”にあるという。
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ロシア・ワールドカップ(W杯)で3位と躍進したベルギー代表のアシスタントコーチを務めていたアンリ氏。指導者の道一本で勝負することを決め、各国から複数のオファーが届いていたが、ついにトップチームの監督デビューの瞬間を迎えるかと思われたなか、風雲急を告げていた。
ボルドーからのオファーを固辞する構えの理由は、同クラブ首脳陣の微妙な情勢だという。現在、米マイアミに本拠地を置くファンドグループ「ジェネラル・アメリカン・キャピタル・パートナーズ」と売却交渉を進めているボルドーだが、記事ではアンリ氏がオーナーの現状に対して「透明性の欠如」と不安視していると報じている。
ボルドーのグスタボ・ポジェ監督は、フランス人FWガエタン・ラボルデをモンペリエに売却することをクラブから知らされておらず、「恥だ」と糾弾したことで資格停止となっている。チームはブラジル人FWマルコムをバルセロナへ売却した資金を手にしながら、補強プランは見えてこない。アンリ氏はすでにアストン・ビラ監督のオファーを固辞したが、今回も断る流れのようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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