圧巻のロングスローは必見
　ハリルジャパンは、8月1日から開幕する東アジアカップ中国大会（武漢）に飛び道具を緊急招集した。
　日本サッカー協会は30日、J1甲府戦（29日・埼スタ）で左足内転筋を痛めて途中交代した浦和MF柏木陽介の離脱を発表し、代表に鳥栖MF藤田直之を初選出したと発表した。
　鳥栖のボランチとして活躍してきた藤田は、Jリーグ屈指のロングスローの使い手としても知られている。その飛距離は約40メートルを誇る。タッチラインからエリア内に弾丸のようなスローインで多くの好機を演出してきた。FW豊田の空中戦の強さとともに、相手チームの脅威となっている。
　高温多湿でピッチ状況も劣悪な武漢で行われる東アジア杯。そうしたピッチ環境も、藤田のロングスローなら無力化することができるはずだ。相手ペナルティーエリア内へとダイレクトに襲いかかる藤田の肩が、中国においては最強の武器となる大きなポテンシャルを秘めている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images