「久保君じゃなく久保建英で」 J1初得点の若きレフティーが覗かせた“プロのプライド”
「トラップは覚えていない。ご想像にお任せします」
「今日は緊張しませんでした。それが良くなかったかもしれませんね、最初の入りが良くなかったので。自分は緊張したほうがいいのかも。(ゴールのシーンは)相手が寄せてくるかなと思って、トラップをできるだけそらさないようにはしていたんですけど、相手がちょっと引いてくれて助かりました。トラップは浮いたのか、浮かせたのか? あーいやー、覚えてないですね。それはご想像にお任せします(笑)。コースは狙いました」
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久保は報道陣への取材対応を終えると、最後に自ら“リクエスト”を出した。
「久保君じゃなくて、久保建英でお願いします」
10歳の時に名門バルセロナの下部組織の入団テストに合格した久保も、現在は17歳。昨年11月にはすでにプロ契約を結んでいる。さりげなくプロとしてのプライドを滲ませたのも、横浜FMでの日々で自信を取り戻しつつある証だろう。稀代の若きレフティーが秘めたる才能を開花させるのか――。シーズン残り3カ月でのプレーに、より一層の注目が集まりそうだ。