「久保君じゃなく久保建英で」 J1初得点の若きレフティーが覗かせた“プロのプライド”

J1初ゴールを決めた久保建英【写真:Getty Images】
J1初ゴールを決めた久保建英【写真:Getty Images】

決意の新天地行きからわずか11日目にして初ゴール「移籍してから良いこと尽くし」

 今夏に横浜F・マリノスに期限付き移籍を果たしたMF久保建英が、止まっていたサッカー選手としての時計の針を再び動かしたゲームだった。26日に行われたJ1リーグ第24節のヴィッセル神戸戦(2-0)で、移籍後初にして自身J1初ゴール。チームを公式戦4試合ぶりの勝利に導いた17歳は「久保君じゃなくて久保建英でお願いします」と報道陣にリクエストを出し、プロとしての自覚を覗かせた。

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 22日の天皇杯ラウンド16(ベガルタ仙台戦/2-3)で移籍後初出場を果たした久保は、この神戸戦でリーグ戦初先発初出場。3-4-2-1の右シャドーに入った。

 序盤はボールを上手く受けられず、ドリブルも相手に囲まれて潰されていたが、後半11分にMF喜田拓也から縦パスを受けてドリブルで持ち上がり、右サイドをオーバーラップしたDF松原健に絶妙なパスを展開。切り返しからの横パスをゴール正面で受けると、ワントラップから左足を振り抜き、強烈な一撃をゴール右隅に突き刺した。

 8月16日にFC東京から新天地行きを決断し、嬉しい自身J1初ゴール。得点の心境を問われた久保は、「こんな早いタイミングでゴールできて、移籍してから良いこと尽くし」と言及。「これがビギナーズラックにならないように頑張ります」と冷静に語った。

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