レスター監督、古巣戦決勝弾にガッツポーズ 「クビを切られたから?」の質問に「ノー」
レスターのピュエル監督、古巣サウサンプトン戦での劇的決勝ゴールに思わず感情露わ
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、現地時間25日に行われたプレミアリーグ第3節で同DF吉田麻也所属のサウサンプトンと対戦し、アウェーで2-1と勝利した。試合終了間際にイングランド代表DFハリー・マグワイアが決勝弾を決めると、レスターのクロード・ピュエル監督は両手でガッツポーズを作って喜びを表現。感情を露わにした行動を受けて、試合後に記者からは「サウサンプトンでクビを切られたから?」との質問が飛び、指揮官もそれに応じている。英メディア「Football365」が伝えた。
前半をスコアレスドローで折り返したなか、均衡を破ったのはキャプテンマークを巻いて先発したサウサンプトンのイングランド代表DFライアン・バートランド。右サイドからのクロスボールが入り、エリア内の味方が足を滑らせルーズボールになるも、走り込んだバートランドが左足を振り抜いてゴールを決めた。
リードを奪われたレスターだが、その4分後にレスターMFデマレイ・グレイのゴールで同点。1-1のまま試合が終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム2分にマグワイアが値千金の決勝ゴールを叩き込み、レスターが劇的勝利を飾った。
土壇場での決勝弾に、普段はどちらかと言えばお堅いピュエル監督も思わず力強いガッツポーズを繰り出している。同監督は対戦相手であるサウサンプトンを指揮した経験を持つが2017年に解任されており、“らしくない”ガッツポーズに記者陣からクビにされたからではないかとの質問が飛んだ。
これにピュエル監督は、「ノー、ノー、ノー。それとは関係ないよ。サウサンプトン時代の全ての関係者をリスペクトしているからね」とコメント。「簡単な相手ではなかったが、強いプレスと高いクオリティーで戦えたと思う。メンタルとスピリット、そして我々らしさでこの試合に勝てた」と振り返っている。
自らのガッツポーズについては「タフな試合だったから、選手、メンバーを思うと私もハッピーだった」と説明。劇的な展開にピュエル監督も思わず感情が発露してしまったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)